ネット銀行は差押されないのか?
ネット銀行と言えば、住信SBIネット銀行、ジャパンネット銀行、楽天銀行やソニー銀行やセブン銀行などがありますが、
一昔前まではネット銀行は 「差し押さえられない」 という情報が出回っていました。
ただ、最近では、そんなネット銀行でも差し押さえられてしまうようになってしまったのだ。
債権者や債権回収業者から委託した弁護士などからの開示請求により、ネット銀行側もしぶしぶ情報開示に乗り出してきた証拠でもある。
実際に銀行口座を差し押さえられると、
通帳には、「 サシオサエ ○○チサイ」という名目で記帳がされる。
当然だが。、残高は0円になってしまう。
差し押さえをされても、その後の入出金などの銀行取引は可能だが、差し押さえられた時点で純粋に預けていたお金はなくなる。
ネット銀行が普及していなかった時代は、多くの顧客がネット上の銀行に不安を感じていた。だから個人情報を絶対にもらさないという対策が必要だった。しかし、ここまでネット銀行が普及しだすとネットだから不安だという人は減っていることになる。そのタイミングで情報開示をするようになった。
差し押さえされないためには?
今まではネット銀行は差し押さえられないという安心感があったのだが、これからはネット銀行でも差し押さえられてしまうとなると、残る方法は3つ。
- 奥さんや信頼できる人の他人名義口座で貯めておく方法
- 自分の自宅や住所からほど遠い場所で銀行口座を開設してそこに貯める方法
- 銀行口座には必要最低限しか入金せず現金を自宅で保管しておく方法
いずれの方法も差し押さえられにくい方法だが、注意点がある。
裁判で負けたにもかかわらず「意図的に財産を隠した場合」
差押を免れたいために意図的に資産を隠す行為と見なされて犯罪に該当してしまうからくれぐれも注意してもらいたい。
ただ、100万円以下程度の少ない資金を移動する分には逮捕されるほどの騒ぎにはならないと考えておいて良い。