長いこと借金の滞納を続けていると、

債権者たちが、「借金を減らしてあげるから和解しませんか?」という提案書を郵送してくることがある。

例えば100万円+延滞金の合計が150万円に膨れ上がっている場合に、今回に限り100万円だけの返済で完済とみなしますよ!といった具合だ。

 

毎月数万円の返済ができない滞納者が一括で100万円を返せるわけなどなく、どうして債権者がこんなバカな提案をしてくるのか?疑問に思えるが、答えは簡単で、時効の援用をさせないようにしているだけなのである。

 

「もしもし、和解の提案が届いたのですが」と電話で問い合わせてしまったら最後・・・。そこで時効の進行がストップしてしまう。

 

非常にもったいない行動である。

 

和解の提案を無視しても、しばらくしたらもう一度和解の提案をしてくるのがバカな債権者たちの手法である。「今回限り」が何度でも続くのである。