・信販会社の審査は甘い?

 

信販会社は、物を売る商売ではなくて人間の信用を保証してあげてお金を貸し付ける商売だ。例えばオリコやジャックスのような会社が信販会社である。信販会社は直接、お客様に「お金を借りてください」と営業することはなく、車であればトヨタなどの販売店、カーナビであればイエローハットのようなカー用品店の店員が高額商品を購入したいけど現金がないお客様に対して信販会社を紹介してくれることで商売が成立している。分割で買いたい人に役に立ってくれるのが信販会社ってことですね。

 

そのため、たとえば車などの高額商品が担保されているので収入が低くても比較的審査を通すことが多いようだ。信販会社によっては高収入でもアルバイトはダメ、正社員なら1年以上勤務していれば収入が低くてもOKなんてところもある。

 

・信販会社は、とにかく新規顧客が欲しい

 

信販会社は、自分で営業が出来ないので提携している代理店にとにかくお客様を紹介してもらうことが必要ですが、審査を厳しくしすぎると「買う気満々のお客様」なのに商品を買えないことになり、契約までこぎつけたのに代理店としては困るわけです。基本的にマイホームや車などの高額商品は、一生懸命働いてでも必死に返済をしようする人が多いので、気軽に借りれてしまうサラ金に手を出すような人は少ないです、ですから審査が比較的甘いと言われています。

トヨタで働く営業マンが、新車を月に5台も売ったのに、信販会社の審査が厳しくてすべてローンが下りなかったら、正直へこみますよね?オリコを紹介するのやめようかなって思ってしまうのも無理はないでしょう。

販売店と信販会社は共存共栄なんです。

 

・ブラックでも審査が通る?教育ローンに対しては比較的寛大

 

こんな話があります。あるシングルマザーが中3の息子の高校受験のために家庭教師をお願いするために54万円のローンを申し込んだら審査が下りたのだそうです。毎月1万5000円の36回支払いですが、生活費が苦しくて他社でカードローンの審査をしてもらったときは落ちたのに、信販会社のオリコでローンが下りたので「安心」したそうです。オリコとしては子供の教育費は返済が滞る可能性は低いと判断しているのでしょう。

※実際にオリコの人にお話を聞いてみると、「正直審査を通せるような人ではない」けれども総合判断で審査を通したとのことでした。

 

・信販会社を変えてもらえるだけで審査が通る場合も

 

販売店は絶対に1つの信販会社とだけ提携しているわけではありません。たとえばオリコとジャックスなど2つ以上の信販会社と提携している販売店が多いです。提携している信販会社が2つ以上あることのメリットは、

まず最初にオリコに審査をお願いして、審査が下りなかった場合でも今度はジャックスに審査をお願いできることです

「オリコさんは審査下りないかったので」と1本電話を入れておけば、ジャックスの担当者は頑張って通してくれる可能性があります。

まさに信販会社によるライバル対決です。月末とかタイミングによってはとにかく新規顧客が欲しい場合もあるでしょう、そんな時は審査が甘くなるようです。

 

・審査が甘いということは、裏を返せば取立てが厳しいことも考えられます。

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