「借金を返せ!」という支払い督促が裁判所から届き、異議申し立てをしっかりと書いて裁判所に返送をしておくと、債権者から電話がかかってきます。その電話も出ないで無視をしておくと、「取り下げ書」が裁判所から届くことがあります。
ちなみに、取り下げ書は、「普通郵便」で届くので、家族バレには注意ですよ!
取り下げ書の意味
・裁判は面倒くさい
レイクやアコムなどの債権者が、支払い督促を「取り下げ」たということは、裁判所を通じて裁判で争うことをやめた!という意味です。
どうしてかと言うと、滞納者(被告)から異議申し立てがあったとしても取り下げなければ通常の裁判に移行するからです。
裁判を通じて本気で回収するつもりがあるのならば、何が何でも裁判をするはずです、それを取り下げてくるということは裁判は避けたいということなのです。
・脅すため
債権者が支払い督促をする意味は、たいていは脅しです。
とりえあえず支払い督促をしておけば、「異議申し立て」すらしない滞納者に対して「差押さえ」をすることができます。
異議申し立てをする賢い滞納者に対しては諦める場合が多い。
・住所確認の意味合い
電話も出ない、家に行っても留守がちの場合、特別送達という特別な書留郵便を送ることで本人が住んでいるのかを確認しているものと思われます。
時効はどうなる?
支払い督促をされると、いったんは時効が止まります(一時的に止まるだけです)。
異議申し立てをして、取り下げをしてきたらラッキーです。
取り下げをしてきた段階で、「支払い督促がそもそも無かった」ことにされます。
ですので、時効が継続されます。