1、最初に準備すること
・借金の借入れ先から過去に届いた督促ハガキや契約書などを集める
・借金の最終支払日、又は借金の最終借入日を特定する
・借金の信用情報を取り寄せて借金の総額を確認する
・督促電話してきたオペレーターや訪問してきた担当者に借金を認めたことがある場合は、その日時を確認する
2、債務整理(任意整理)が得かどうかを事前に自己判断する
・借金の最終支払日、借金の最終借入日、借金を認めて時効が中断した日の3つのうち一番遅い日付(一番現在に近い日付)から4年以上経過しているならば、あと1年時効を待つという選択肢がある。
・1社に付き5000円から2万円の返済が求められることが多いので、たとえば3社から借入れている場合は、6万円の支払いができるかどうか?を判断する。
支払いが難しいのならば債務整理(任意整理)ではなく時効を狙うか自己破産とう選択肢も出てくる。
3、いざ、借入れ先に電話を入れる。
・自分で借入れ先に電話を入れて毎月いくら位ならば返済できるのかを伝える。返済計画は目標で10年、最低5年で返済できる額を伝える。
「貯金もなく、自己破産も考えていることをチラつかせる」
目標は、今までの遅延利息と将来利息を免除してもらうこと、そのめには根気よく交渉する必要がある、決して上から目線ではいけない。
1回の電話でお願いするのではなく、2回、3回に別けて交渉をすると良い。相手も人間なので返す気がある気持ちを伝え続ければ上司にお願いをしてくれる。
債務整理(任意整理)を自分でやることのメリットは?
・弁護士費用が一切かからないことくらい・・・。
デメリットは4つ?
・そもそも弁護士を通じてじゃないと交渉自体を受け付けてくれないこともある
・借金の返済をすることを認めることになり時効が消滅する
・連絡を入れたことを機に督促がきつくなる。
・最新の住所、最新の勤務先を伝えないといけない
自分で電話を入れて交渉するのが怖い人、説明が上手にできる自信がない人は?
弁護士に債務整理(任意整理)をお願いしてみるのが良い
弁護士に依頼することのメリットは?
・弁護士がすべての借入れ先に一斉に連絡を入れてくれるので、早ければ当日、遅くても数日中には借金の取り立てはなくなる。
・あなたがやることは借金の借入れ先からのハガキを弁護士に提出するくらいで他には特に無い。・
・借入れ先や借金総額を忘れてしまっても弁護士のほうで調べてくれる。
・遅延利息、将来利息の免除になる可能性が高く、毎月の返済額を少なく済むケースが多い。
デメリットは?
・債務整理(任意整理)中は、借金の新規借入れができなくなる。
・途中で支払いが出来なくなると返済計画が頓挫する。
・弁護士費用がかかること。
口が達者で交渉に自信がある人は自分で債務整理(任意整理)にチャレンジしてみるのも良いが、失敗してしまうと時効の中断や督促が厳しくなる恐れがありリスクは大きい。弁護士に依頼をすれば家族にバレることなく債務整理が進行していくが自力でとなると自分で電話のやり取りを何度もしたり書類のやり取りをしなければいけないのでバレる可能性が高い。
結論
自力でやるよりも弁護士費用を支払ってでも債務整理(任意整理)を行うことがリスクも小さいし最終的に支払う金額も少なくなる。