あなたは、借金の状況をしっかりと把握できていますか?

もしも、借金の総額すら把握しておらず、漠然と返済(又は返済を拒否)を続けているならば、1度整理整頓をしてみましょうか。

①どこから借りた借金なのか?

自分がどこから借金をしたのか、意外と把握していない人が多いようです。この中で一番やばいのはヤミ金から借りた場合です。ヤミ金の場合、自己破産して法的に借金がチャラになったとしても親戚などにも取り立てをされたり、精神的に追い込まれて結局身包みをはがされてしまうケースがあります。逆に他の方法で借りた場合は、自己破産しなくても借金が大幅減額できたりする可能性もあるので、まずは借金した先を思い出すことから始めてください。

銀行系カードローン(三井住友銀行など)
クレジットカード(イオンや楽天など)
信販会社(オリコやジャックスなど)
消費者金融(アコムやプロミスなど)
家族や友人
ヤミ金

②それぞれいくら借りたのか?

①では自分がどこで借金をしたかを整理しましたね?次に、どのくらいの金額が残っているかを整理します。そして各社の合計を出してみます。借金総額は、今後、どの方法で借金整理をしたほうが良いのか重要な資料になりますので、なるべく正確に思い出すようにしてください。

③返済額と返済方法を整理する

①と②でどこから、いくら借りたかを整理しましたね。次は、毎月の返済額と返済方法についてです。いちがいに返済方法と言っても、

・分割払い
・一括払い
・ボーナス払い
・リボルビング払い

など、いくつかの返済方法があります。

④返済利率を整理する

借金をしたときに、利率が決まっていたはずです。15%なのか?20%なのか?整理してみます。場合によっては可払い金が発生している場合があります。可払い金が発生している場合は、計算をしなおすとすでに借金の返済が終わっているのに返済を続けているケースになる場合もあります。あれだけ毎月の返済で悩んでいたのがバカらしいですよね。

⑤滞納をしている場合、最後に返済したのはいつか?

もしも、滞納している借金があったとしたら、最後に返済をした日を整理します。最後に返済をした日から相当数の日数が経過していたら時効が発生して、借金がチャラになっている場合があります。

⑥保証人や担保を設定しているか?

借金をする際に保証人を設定しているケースがあります。自己破産をした場合、あなたの借金はチャラになりますが、借金の請求は保証人のところにいってしまう。保証人に迷惑をかけないためにも、借金したときに保証人をつけていなかったか確認しておく必要があります。

⑦資産はあるか?

マイホームや、定期貯金、株式、自動車、生命保険など、現金化できる資産を整理してみましょう。借金整理の方法によってはこれらの資産を売却しないでも整理できる場合があります。自己破産の場合はすべて売却されてしまう可能性があります。

⑧返済能力はあるか?

今の収入から返済に回せる額がどのくらいかを整理してみます。決して無理な数字ではなく確実に返済できる額を計算してみましょう。この額によって借金の整理の仕方が変わってきます。