必勝法が通じるパチンコ台が撤去されてしまったのでパチンコはやめた。

パチンコは、100%負けるものである。しかし、俺は100%でパチンコに勝てていた。

必勝法を知っている者だけが勝ちまくれた台だったために、全国的に撤去が進んだ。俺の財布がわりだった台が無くなってしまい、割りに合わなくてやめた。必勝法が使えないパチンコ台など打つ気にもならない。

 

 

俺は朝から晩までパチンコ台に座り、ひたすら稼いでいた時代があった。10代の頃の話である。

昔のパチンコは、特定の機種さえ選べばほぼ勝てる台があった。もちろんゴト行為ではない、正当な必勝法である。釘を見る必要もないし、ひたすら打っていれば、打てば打つほどドル箱をつめた。

ただ、店員からはマークされることになった。

俺が100%勝つということは、パチンコ店側は100%負けるということだ。だから店員ともめることもあった。

警察を呼ばれそうになったことも、胸ぐらをつかまれることもあった。

 

勝てる台がある限り、俺はパチンコをやり続けた。肉体労働である。

1つの店で稼ぎすぎると目立つので、3店舗を順番に回って、交代で少しずつ稼ぐような配慮もした。

そこまでしてパチンコをしていたのは稼げたから。お金がどんどん増えていった。

 

パチンコで借金苦なんて考えられないぞ

銀行カードローンやサラ金から借金をしてまでもパチンコをやめられない奴が多いそうだ。

朝から3万つぎ込んでもドはまりして、大当たりが来ない場合、財布に金がなくなると、つい借金をしてしまうそうだ。

負けて帰る人達を俺は横目に見てきたので気持ちは分かるが、さぞかし悔しいことだろう。

だから、他人の金だろうが借金をしてまでもパチンコをやりたいのである。

 

はっきり言っておこう。

今の時代、パチンコはただのギャンブル的な娯楽であり、必勝法が存在しなければ勝ち目はない。

気晴らしに年に1度か2度やって、勝ち逃げすれば良いが、パチンコ屋に何度も足に運んでしまえば、いずれは負ける。

パチンコ屋が潰れずにいつも繁盛していることを考えれば分かることである。

 

パチンコで本当に勝てるならば出入り禁止になる

必勝法を行って稼いでいた頃、俺は店員にマークされて、出入り禁止になった店がいくつかあった。

それほど、勝てる奴は店にとっては厄介ものなのだ。

食べ放題屋に、ギャル曾根や関取のような大食いが毎日押しかけるようなものだ。赤字確定の客は出入り禁止になるものである。

 

パチンコしている奴が出入り禁止にならないのは、勝てないからだ。

一時的に勝っても、常連になったとたんに負けだす。それでも常連客と仲良くなったり、暇つぶしになるので負けても続けてしまうものである。

 

俺はパチンコに手を出したからギャンブラーなのかもしれない

パチンコの必勝法で勝ちまくっていたとはいえ、俺はギャンブラー素質はあると思う。

結局、パチンコから株、FXへと次々と手を出していった。

直接の借金の原因は株とFXだが、すでにパチンコをやっていた10代の頃から破滅への素質を持ち合わせていたのかもしれない。

 

パチンコは株と違って資産運用ではない

パチンコで借金を繰り返していると、自己破産できなくなる。一生借金を背負うことになる。

一方、株の場合は、公務員や政治家、資産家たちも株を資産運用として保有しているので、株をやっているだけで自己破産が出来ないことはない。

パチンコは公営ギャンブルで、株はギャンブルではない。

パチンコやっているやつは足を洗う必要がある。いずれギャンブル依存症という病気のレッテルを貼られ、病院送りされるかもしれないぞ。

傷口が広がらないうちに、パチンコで作った借金は早いトコ整理しておこう。