俺は9社から借金をしているが、すべての時効を迎えることができれば成功率は100%となる。2021年現在では3社が時効成立しているので30%程度の成功率だ。残り6社の運命は?コレばっかりは未来のことなので今の時点では分からないが、15年間我慢する覚悟があれば成功率は50%を超えるのではないかと予想はしている。仮に50%を下回ったとしても債権者との交渉次第ではトータルの借金額を減らすことが出来るので実質成功とも言えよう。

 

以前、弁護士に、時効成立確率について聞いてみたら、「正確な確率はわからないけれど、意外と時効になっているケースは多いですよ」と心強い言葉をもらった事がある。

ただ、自己破産申請件数のような法的にも正確な統計が公に発表されているわけではないので、回答する弁護士によっては見解が違うかもしれない。

 

※2018年現在、俺の時効成立が危うくなっている? 【必読 最新情報】
> 借金の踏み倒し計画が実現不可能な可能性が高まってきた。

 

 

9社からも借金をしていると債権者ごとの特徴が見えてくる。

 

  • すぐに裁判をしてくる業者としてこない業者
  • レイクのように電話攻撃がひどい業者
  • 督促ハガキを郵送ばかりしてくるイオンクレジット
  • 督促担当者の電話対応がチャラいやつが多い楽天など

 

それぞれ特徴があるから、すべての業者から時効を成立させるためには少しばかり手間がかかりそうな感じだ。

 

基本的に、

借金の時効を成立させるためには、最後に借金を返した日、又は決められた返済予定日から5年間が経過すれば99%時効は成立する。※代位弁済された債権の場合は代位弁済日が基準となる。

債権者は時効成立の邪魔をするために、あらゆる手段であなたを追い込んでくる。時効成立までの間に無知が故に余計なことをしてしまうと5年経過しても失敗に終わる。

俺たちが出来ることは、時効成立を失敗させないように自ら、法律知識を蓄えて、ミスを減らすこと。これしかないと思っている。時効が失敗するケースは、明らかに勉強不足であり、知識さえ得ることができれば失敗は防げるものである。

 

時効が100%失敗してしまうケース

 

  • 時効が5年で成立するはずだったが、知らぬ間に裁判されていた。⇢新たな時効成立は判決後10年間
  • 督促状にビビって折り返しの電話をしてしまい、借金の存在を認めてしまった。⇢新たな時効成立はその日から5年間
  • ボーナスが出たので気が緩み3000円だけ返済してしまった。⇢新たな時効成立はその日から5年間
  • 自宅訪問されて、オドオドして余計なことを話してしまった。⇢新たな時効成立はその日から5年間

 

夜逃げは意外と効率が悪い!知らぬ間に裁判をされて、負けている・・

 

督促から逃れるために、電話番号を変えたり、住民票を変更しないで引っ越しをすれば時効成立が簡単になるのではと思いがちだが、督促状が届かない上に電話もつながらないとなると、あなたの知らぬ間に裁判を起こされている場合がある。裁判所からの通知が滞納者の最新の住所には届かない場合、あなたの知らない間に裁判が行われていて判決が出てしまうことになる。すると、判決が出てからさらに10年間も時効が延びることになる。

自分が裁判されているのかを知りたい場合は、裁判所に出向いて事件番号を伝えないといけないのだが、その事件番号を知ることができないのだから、裁判されているかは調べようがない。

 

脅しの文章にビビってしまう・・

 

自宅に届く督促状を読んでみると「法的手続きをとるぞ!」と書いてあることが多い、無知な人ならば誰でもビビってしまうもの。

完全に無視を決め込めば、早くて数ヶ月、1,2年経過後に裁判を起こされる場合がある。もしも本当に裁判されたら100%負けて債務名義というのを取られてしまう。

すると、時効が10年間も延びてしまうのでどうしても裁判は避けたいところだが、恐怖心のあまり折り返し電話をしてしまうと、借金を認めてしまうような発言をうっかりしてしまうことになる。たいていは録音されているから、アウト!時効が無効になる。債権者にとっては費用がかかる裁判をしないで時効を伸ばせたので、「馬鹿な債務者!だ」と鼻で笑っていることだろう。

※自分の借金を認めることを債務の承認と言って、時効成立までのカウントダウンがそこでストップしてしまう。再び5年後まで時効が成立しない。

 

たまに、督促状の中身に「3000円でもいいからお振込みください」と小額の振込用紙が届くことがある。督促されるのが面倒だからと、少しならいいかと返済してしまうとアウト!1円でも返済した時点で時効が無効。三井住友銀行カードローンやイオンクレジット系なんかは、少額返済を推奨してきて時効をストップさせようとしてくるので債務者にとては手強い業者である。

 

自宅訪問は、鬼が来たかのように驚くだろう。

 

インターフォンが鳴り、うっかり玄関開けたら、そこにはサラリーマン風のスーツを着た営業マンが立っている。自然な流れで「借金の契約書のコピー」を見せ付けられ、そこには本人確認書類の、顔写真付き運転免許証のコピーもある。他人のふりはできない。

本人であることは認めて、借金は認めないという 難しい対応が迫られることになる。

玄関先で話をしていれば、同居している家族にも怪しまれることだろう。そんな緊迫した状況の中、「家族がいるんで帰ってもらえますか」と言っても、債権回収担当者は帰るわけがなく、「返済計画を提案」してくることだろう。

「とりあえず本日は1000円でもいいんで返済してもらえますか?」と言われ、財布の中から1000円を取り出し返済してしまったらアウト!どんな状況でも!借金は認めてはいけないのだ。※債務の承認

 

ちなみに、弁護士に相談、依頼している場合は、自宅訪問されたら、「弁護士に相談するから今日は帰って」と言い訳をしても良いだろうし、「恐怖を感じているのであと1分で帰らないと警察を呼びます」と伝えてみるのも効果的だ。あなたの自宅なのだからあなたには訪問者を追い返す権利がある。うっかりペラペラしゃべって、自ら時効を失敗させてしまうようなおろかな結果にはならなくなる。

 

時効に失敗したらどうなる?

 

時効に失敗すると、時効成立まで5年または10年間もの長い期間、時効を待つことになる。遅延損害金も莫大な金額になっていて、とうてい返済できるわけがないだろう。

また、いつかは勤務先がバレてしまい、給料から少しずつ天引きされるという地獄が待っている。時効失敗したがために貧乏生活が待っている。

宝くじに当たっても、親族で相続が発生して大金を手にしても、差し押さえられて没収!なんてことも。

時効に失敗したら、和解交渉をしたほうが良い。遅延損害金や将来利息をカットしていもらって返済を楽にすることも必要だ。

まぁ、たいていは自己破産を選択すると思うが・・・・。

 

 

時効成立までにしておくこと。

 

細かなメモをとっておくと良い。

最後に電話がかかってきた日や郵便物が届いた日などを細かくメモをしておくと良い。

そうすれば、時効が成立する日をある程度予測することができる。

 

また、早めに弁護士に相談しておくのも1つの方法だ。

無駄に時効をするよりも、早期解決できる場合もある。差押えされて慌てるよりも効果的だろう。

 

忘れたころに時効だった!が一番の理想

 

俺の場合は、借金滞納の実体験をブログ記事にするために定期的に、時効を意識しているが、毎日毎日、時効まであと何日!と気にしているわけではない。そんなことをしていたら時効が失敗したときに相当落ち込むだろう?だから気にしないのが一番。

時効の成功確率をアップさせるためには、必要以上に気にしないこと。ただし、裁判をされた場合や、自宅訪問された場合など、注意しないといけないこともあるので、完全に無関心ではダメ。

時効の成功率は、本人しだいではあるが50%以上に跳ね上げることができるだろう。さらに、弁護士などの専門家に無料相談でもしておけば成功率はもっと上がる。

 

最後に、

たとえ時効成立に失敗しても、弁護士に頼れば、「債務整理」を行って借金を整理することもできる。もしも、あなたの借金額を大幅に減額させることができれば、結果的に成功したのも同然だと思える。

例えば、

借り入れを10社から100万円ずつ合計1000万円借りたとして、

時効成功率が80%ならば200万円までに借金を減額することができるが、

成功率は50%以下と低いけれど、債務整理が上手く行けば、トータルでの借金残高は200万円で変わらないことも想定される。

 

時効の成功率を高めることも大事だが、最終的にはあなたの借金残高を極限までに減らすことが出来きれば、時効だろうが債務整理だろうが結果オーライなのである。